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クイックリリースのデメリットとスキュワー交換のメリット
最近のディスクブレーキ車では前後ホイールの固定はスルーアクスルが主流ですが、ロードバイクやMTBなどのスポーツ車では長い間、クイックリリースというレバー一本でホイールを脱着できる方式が採用されてきました。

非常に便利なこのシステムですが、以下のようなデメリットも存在します。
- 盗難に弱い: 外しやすいということは、残念ながら盗みやすいということでもあります。実際に、僕のバイクの後輪と友人のバイクの前輪(憧れのスピナジー!)をワイヤー錠で繋いで駐輪していた際、ワイヤー錠ごと2つのホイールを盗まれたことがあります(涙)。
- 固定力のばらつき: クイックリリースは正しい締め付けが必要ですが、締め付けが弱い状態で使用されているケースも見られます。
- レバーの干渉: フレーム形状との相性によっては、レバーを倒す向きが制限され、見た目や安全性が損なわれることがあります。
このクイックリリースを、工具で固定するタイプのスキュワーに交換することで、防犯性や固定力を向上させることができます。今回は、地味ながら効果絶大な足回りのカスタムをご紹介します。
覚えておきたいエンド幅の規格
カスタムの前に、自分の自転車の「エンド幅(ハブ固定部分の幅)」を確認しましょう。ここを間違えると装着できません。特にクロスバイクは2つの規格が混在しているので注意が必要です。
大まかな区分は以下のようになっています。90年代以降であれば上の二つがほとんどです。
| 車種 | フロント | リア |
| ロードバイク/ クロスバイク | 100mm | 130mm |
| MTB / クロスバイク | 100mm | 135mm |
| ロードバイク(6-7速時代) | 100mm | 126mm |
| ロードバイク(5速時代) | 100mm | 120mm |
※スルーアクスルタイプのフレームやピストのフレームはこの表の対象外です。
※SURLYなど一部のメーカーには、リアエンド幅130mmと135mmの両方に対応できる「132.5mm」という設計のフレームも存在します。
ボルトオンスキュワーという解決策
前述のデメリットを解消できるのが、本体のレバーではなく、六角レンチなどの工具で固定するボルトオンスキュワーです。
工具が必要になるという点は一見不便に思えますが、遠出する時はレンチを一本忍ばせておけば済む話。それ以上に、「出来心によるホイール盗難」を防ぐ効果は絶大です。
防犯以外にも、ボルトオンスキュワー化には多くのメリットがあります。
- 高い固定力: 六角レンチでしっかりトルクをかけられるため、確実に固定でき、走行中の安心感が増します。
- スッキリした見た目: 出っ張ったレバーがなくなることで、自転車全体のシルエットが非常にシャープになります。フレームとの干渉も気にする必要がありません。
- 軽量化: レバー機構がない分、一般的なクイックリリースよりも軽量で、お手頃な価格のものが多いのも嬉しいポイントです。

おすすめのボルトオンスキュワー2選
BBB ホイールフィックス スキュワー
自転車用アクセサリーを多数手がけるBBBの製品です。
リアエンド幅135mm/130mm両方に対応。
GIZA スキュワーセット
こちらはリアエンド幅135mmに対応するタイプ。
僕のVELO ORANGEではこちらを使用しています。

→VELO ORANGE Campeurの記事はこちら
まとめ
「工具なしで外せる」という利便性を少しだけ譲ることで、「防犯・剛性・軽量化」という3つの大きなメリットが手に入るクイックリリースのカスタム。
特に、大切なホイールを盗難から守りたい街乗り派や、ホイールを確実に固定したい方には、自信を持っておすすめできるカスタムです。もちろん見た目をすっきりさせたい人にもおすすめ!ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。



