【Build】中古フレームでバラ完|OLD MTB編 ①フレームの選び方

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ここ数年、日本だけでなく海外でも盛り上がりを見せるOLD MTB(オールドマウンテンバイク)

最近はATBMなどのコンテストイベントもあり、思い思いの愛車を披露して楽しむというカルチャーも広がりつつあるように感じます。

ATBM2025(秋)の様子。

普段乗りに使いつつ、たまにダートや山で遊ぶようなスタイルには、あの頃のMTBやATB(オールテラインバイク)がちょうど良いのかもしれません。

カラーリングやロゴに独特の味わいがあるモデルも多く、ファッションアイテムの一部としても楽しめます。

OLD MTBをイチから組むには当然「中古のフレーム」が必要になるので、90年代中盤くらいまでのディスクブレーキが主流になる前のフレームを対象に、バラ完初心者がフレームを選ぶ上でのチェックポイントや注意点を解説します。

📏 大まかなサイズ感を知る

MTBのフレームサイズは、シートチューブの長さ(C-Tなど)で表すことが一般的です。メーカーやジオメトリーによって多少異なりますが、適応身長の目安は以下の通りです。

フレームサイズ(インチ)フレームサイズ(mm)サイズ表記適応身長の目安
13〜14インチ350〜380mmXS150cm〜160cm
15〜16インチ380〜420mmS160cm〜170cm
17〜18インチ420〜470mmM170cm~180cm
19インチ以上470mm〜L〜XL180cm〜195cm

🛠️ 初心者におすすめのフレーム条件

フルリジッドのフレームを選ぶ

フレームやフォークにサスペンションが付いていない「フルリジッド」のフレームをお勧めします。

当時はサスペンションフォークの黎明期にあたるため、重量がかなり重く、経年劣化によって当時の性能を維持・発揮させるのが難しいからです。

なるべくヘッドパーツ・フォーク付きを狙う

ヤフオクやメルカリなどでフレームを探すときは、まともに動く「ヘッドパーツ」と「純正フォーク」があらかじめ付属している個体を選ぶのがベストです。

ヘッドパーツの交換には専用工具(圧入工具やリムーバー)が必要な上に、古いフレームにサイズがピッタリ合うリジッドフォークを後から単品で探すのはなかなか大変だからです。OLD MTBは30年以上前のものが多いため、ネットでジオメトリー(フレームの各種寸法)などの正確なアーカイブ情報を探そうとしても、なかなか出てこないというハードルもあります。

💡 フォークを単体で探す場合の選択肢

もしフォークなしのリジッドフォーク用フレームを入手し、細かいジオメトリーを気にせずに組む場合は、以下のような市販のMTB用フォークが便利です。

元々サスペンションフォークが付いていたフレームをリジッド化する場合は、肩下寸法が長めなフォークを選ぶ必要があります。その場合はこちらが定番です。

🧪 素材はクロモリがおすすめ(ただしサビに注意)

MADE IN USA時代の「CANNONDALE(キャノンデール)」や「KLEIN(クライン)」といった極太のアルミフレームが格好いいのは言わずもがなですが、古いアルミフレームは金属疲労が蓄積していたり、目に見えないところで腐食が進んでクラック(ひび割れ)が入りやすい性質があります。これらを狙う場合は、個人売買よりも信頼できる専門店等で購入することをお勧めします。

ATBMで見かけた渋いCANNONDALE。

その点、クロモリなどのスチールフレームなら金属疲労に強いため、中古でも比較的安心して付き合えます。ただし、ペイントされていないパイプの内側はサビやすいため、明らかにサビが酷いものは避けた方が賢明です。

かなり年代物っぽい3RENSHO。

⚙️ 知っておきたいその他の規格(ヘッド・ブレーキ・BB)

① ヘッドパーツの規格

ヘッドパーツの規格は、主に年代によって以下の3種類に分かれます。

コラム径対応ステム主な年代特徴
1インチφ22.2mm スレッド80年代以前ヴィンテージ感は抜群だがパーツ探しが難航しがち
1 1/8インチφ25.4mm スレッド90年前後スレッド仕様のオーバーサイズ。過渡期の規格
1 1/8インチφ28.6mm アヘッド90年代中盤以降現行パーツの選択肢が最も多く、組みやすい

1インチや1 1/8インチのスレッド(ネジ切り)タイプであっても、市販のアダプターを装着すれば、現代のアヘッドステムを使用することができます。

22.2mm用はこちら↓

25.4mm用はこちら↓

② ブレーキ台座の規格

この時代のブレーキ台座は「カンチブレーキ」と「Vブレーキ」に対応しているものが大半です。この2つは台座の位置(規格)が基本的に同じなので互換性があります。

Vブレーキを付ける場合はそのままボルトオンで装着可能ですが、クラシックな雰囲気のカンチブレーキを付けたい場合は、ワイヤーを途中で吊るための「アウター受け(台座)」が、フレームやフォーク部分に必要なので注意しましょう。

Vブレーキを付けていますが、シートポストのクランプ付近にカンチブレーキ用のアウター受けがあります。
こちらはカンチブレーキ。ヘッドチューブ上部にワイヤー受けの小物を付けています。

マニアックなフレームだと、センタープルブレーキやUブレーキといった特殊な専用台座のフレームもあるので要確認です。

💡 Vブレーキのおすすめアイテム

現代的なVブレーキにするなら、シューの取付位置の調整幅が広いDIA-COMPEのVC733がおすすめです。非公式ですが、26インチフレームの27.5インチ(650B)化にも対応できるようです。

③ BB(ボトムブラケット)の規格

90年代頃までのMTBであれば、68mm幅の「JIS / BSA(英式ネジ切り規格)」のものが多く、現行のBBやクランクへの汎用性も高いのでおすすめです。

68mm幅のBBシェルのクロスバイク用クランクを装着した例。

少し新しめの年式になると73mm幅のシェルも出てきますが、こちらも対応するBB(シマノのホローテックIIなど)を選ぶことで問題なく使用できます。

🏁 まとめ:まずはお気に入りの1本を探してみよう

ここまで紹介したチェックポイントは、あくまで組みやすさを重視したセオリーです。

お気に入りのグラフィックやカラーのフレームに出会ってしまったなら、このセオリーをあえて全部無視して、フルサスペンションフレームのレストアや、難易度の高いフォークの差し替えに挑戦してみるのも、全然「あり」だと思います!

アルミ&フルサスのOLD MTBもかっこいい!

まずはフリマアプリや専門店で、ビビッとくる運命の1本を探してみることから始めてみませんか?

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