【Bike Check】LEVEL Anniversary 40|目指したのは極上の乗り心地

Bike Check

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Concept & Story:目指したのは極上の乗り心地

諸説ありますが、一般的にクロモリフレームはアルミやカーボンなどの高剛性フレームに比べて乗り心地が良いと言われています。チューブラータイヤやロープロファイルのアルミリムについても同様です。

ならば、これらを組み合わせれば「最高の乗り心地のロードバイクが出来るのではないか?」 それがこのバイクを組んだきっかけです。

また、シフトレバーはワイヤーの張りがハンドリングを邪魔しないよう、Wレバーを選択しました。今でこそ時代に逆行する仕様ですが、1990年頃まではツール・ド・フランスに出場するようなレーシングバイクも同様の仕様でした。違うのは、僕の脚力に合わせたギア比くらいです(笑)。

細身なホリゾンタルフレームに代表されるトラディショナルな佇まいは、まさに数十年の集大成とも言える魅力を持っています。


Frame Detail:Anniversary 40

フレームは、LEVEL(マツダ自転車工場)の40周年記念モデル「Anniversary 40」。 マツダ自転車工場は1951年創業なので、40周年は1991年にあたります。

1987年に登場した伝説の名車「フェラーリ F40」を彷彿とさせるネーミングは、昭和生まれの男子にはグッとくるものがあります。

1991年といえば、ミゲル・インデュラインがピナレロのスチールバイクを駆ってツール・ド・フランス初優勝を飾った年。彼は1995年まで5連覇を達成し、「スチールバイクで優勝した最後のチャンピオン」となりました。

本機の製作は、僕のNJSトラックバイクと同じく松田志行氏の手によるもの。前オーナーによると、パイプには恐らく伝説のCOLUMBUS SLXが使用されているとのこと。内側に螺旋状の補強が施されており、あの「CINELLI Super Corsa」にも採用されていた名パイプです。

このフレーム一番のお気に入りは、シートピンがシートステーに内蔵された「集合ステー」の部分。このシンプルで美しい造形には、惚れ惚れしてしまいます。


Build Report:シルバーパーツへのこだわり

クロモリフレームにはやはりシルバーが似合います。時代性を考慮しつつ、高性能なだけではなく仕上げも美しいDURA-ACEULTEGRAを中心にアッセンブルしました。

一期一会の出会い:DURA-ACE(7400系)シートポスト

以前、京王閣のフリマで出会った丁寧な仕上げの溝付きのシートポストです。径がφ27.0mmと少し特殊なためか、箱付きの美品をお手頃価格(3,000円くらい!)で譲っていただきました。

サドルにはフレームと同時代の名作、SELLE ITALIA Fliteを合わせています。

Fliteは軽量で、ロード、ピスト、MTBなど、どんなバイクにも合わせやすいのでおすすめです。2022年からNJS部品として認定されています!

美しく、そしてよく止まる:ULTEGRA(6500系)ブレーキ

繊細な見た目で選びましたが、驚くほどよく効きます。これ以上効くとフレームが負けそうなほどです。

モダンなハンドル周り

レトロ一辺倒にならないよう、ハンドル周りには少しアクセントを。NITTOのM106に、質感の高いTRPのブレーキレバーを組み合わせています。

TRPのRRLブレーキレバーは握りやすく、質感も高いのでクロモリロードバイクなどにおすすめです。

こだわりの手組みホイール

精度を追求したかったため、ホイールビルドはEFFECTの日比谷さんに依頼。ハブは6800系ULTEGRA、リムはMAVIC Open Proのチューブラー用です。タイヤはTUFOの25mmを使用しています。


Impression:シルキーな乗り味

まさに「スイスイ走る」という言葉がしっくりくる、シルキーな乗り心地です。ロングライドでも疲れが少なく、よくできたクロモリ特有「踏み込んだ時にペダルが足の裏に吸い付くような感覚」が楽しめます。

Wレバーの操作は疲れてくると少し手間ですが、余計なもののないスッキリとしたコクピットは、走っている最中に最も目に入る部分。その美しさに癒されます。

現在の高剛性フレームとは違い、雑に乗るとチグハグな挙動を示すこともありますが、そうならないように乗りこなすのは「大人な愉しみ方」と言えるかもしれません。

気に入っている点

  • シルキーでスムースな乗り心地。
  • トラディショナルなロードバイクらしいスタイル。
  • 細部までこだわり抜かれたフレームの造作。

Next Plan:未来へのリビルド

古いフレームゆえ、最近BBを交換した際にフレーム内からザラザラと赤錆が出てきました。ロードバイクとしての限界は近いかもしれません。

そこで、今後はスピードを出さない「街乗りバイク」へのカスタムを構想しています。

スチールフレームの良いところは、パイプの差し替えが可能な点。いつかまたロードバイクとして蘇らせたくなった時は、松田志行氏の息子さんである松田裕道氏にリビルドをお願いしたいという夢があります。親子2代のダブルネームなんて、最高に贅沢だと思います!


Recommended Item

NITTOのM106はコンパクトなリーチ&ドロップと肩部分に潰しが入った形状で持ちやすいです。NITTO UI-2のようなオープンクランプのステムじゃないと使えないので注意!

ブレーキアウターにはNISSENを使用。しなやかさは言わずもがな、金属のコイルがクリア層から透けて見える質感も素敵です。

Parts List

FrameLEVEL Anniversary 40
HeadsetSHIMANO Dura-Ace HP7410
Front WheelMAVIC Open Pro Tubular× SHIMANO Ultegra HB-6800 (32H)
Rear WheelMAVIC Open Pro Tubular× SHIMANO Ultegra FH-6800 (32H)
TiresTUFO Hi-Composite Carbon (700×25c)
StemNITTO UI-2 (100mm)
HandlebarNITTO  M106NAS(420mm)
SaddleSELLE ITALIA Flite 1990
SeatpostSHIMANO Dura-Ace SP-7400(φ27mm)
CranksetSHIMANO Ultegra FC-6500
BBSHIMANO Ultegra BB-6500
PedalsMKS Sylvan Track (With Toe Clip)
Front DerailleurSHIMANO Ultegra FD-6700
Rear DerailleurSHIMANO 105 RD-5700
ShifterSHIMANO Dura-Ace SL-7900
Brake LeversTRP RRL
BrakesSHIMANO Ultegra BR-6500 

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